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【問41】 消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 飲食物を飲み込む運動(嚥下)が起きるときには、喉頭の入り口にある弁(喉頭蓋)を人が意識的に閉じることにより、飲食物が喉頭や気管に流入せずに食道へと送られる。
b 胃は、食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の平滑筋が弛緩し、容積が拡がる。
c 胃の内壁を覆っている粘膜の表面には無数の微細な孔があり、胃腺につながって塩酸(胃酸)のほか、ペプシンを分泌している。
d 唾液は、殺菌・抗菌物質を含んでおり、口腔粘膜の保護・洗浄、殺菌等の作用がある。
a b c d
1 誤 正 誤 誤
2 誤 誤 正 誤
3 誤 正 誤 正
4 正 誤 誤 正
問41
a.誤:飲食物を飲み込む運動(嚥下)が起きるときには、喉頭の入り口にある弁(喉頭蓋)が反射的に閉じることにより、飲食物が喉頭や気管に流入せずに食道へと送られます。
b.正
c.誤:胃の内壁を覆っている粘膜の表面には無数の微細な孔があり、胃腺につながって塩酸(胃酸)のほか、ペプシノーゲンなどを分泌しています。ペプシノーゲンは胃酸によって、タンパク質を消化する酵素であるペプシンとなります。
d.正:唾液には、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する消化酵素(プチアリン。唾液アミラーゼともいう。)が含まれ、また、味覚の形成にも重要な役割を持つ。唾液は、リゾチーム等の殺菌・抗菌物質を含んでおり、口腔粘膜の保護・洗浄、殺菌等の作用もある。また、唾液によって口腔内は pH がほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
正答:3
【問42】 膵臓に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 膵液に含まれるトリプシノーゲンは、胃で半消化されたタンパク質をさらに細かく消化する酵素である。
b 膵液は、デンプンを分解するリパーゼなど、多くの消化酵素を含んでいる。
c 膵臓は、血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグルカゴン)等を血液中に分泌する内分泌腺である。
d 膵液は弱アルカリ性で、胃で酸性となった内容物を中和するのに重要である。
a b c d
1 誤 正 誤 正
2 誤 誤 正 誤
3 誤 誤 正 正
4 正 正 正 正
問42
a.誤:十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになることで、トリプシンが胃で半消化されたタンパク質(ペプトン)をさらに細かく消化する酵素として働きます。トリプシノーゲンは酵素の前駆体です。
b.誤:膵液は、消化酵素の前駆体タンパクであり消化管内で活性体であるトリプシンに変換されるトリプシノーゲンのほか、デンプンを分解するアミラーゼ(膵液アミラーゼ)、脂質を分解するリパーゼなど、多くの消化酵素を含んでいる。
c.正:
d.正:
正答:3
【問43】 肝臓に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 肝臓で産生された胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、タンパク質の消化を容易にする。
b 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等のほか、水溶性ビタミンであるビタミンB6、B12 等を貯蔵することができる。
c 小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられるが、その他の組織では蓄えられない。
d アミノ酸が分解された場合等に生成するアンモニアは、肝臓において尿素に代謝される。
a b c d
1 正 誤 正 誤
2 誤 正 誤 正
3 誤 誤 正 誤
4 正 誤 誤 正
5 誤 正 誤 誤
問43
a.誤:胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、脂質の消化を容易
にし、また、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。
b.正
c.誤:小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられますが、骨格筋の組織でもグリコーゲンが生成され、蓄えられます。
d.正
正答:2
【問44】 消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 機械的消化は、口腔における咀嚼(食物を噛み、口腔内で粉砕すること)のみをいう。
b 食道は、喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く、直径1~2 cm の管状の器官で、消化液の分泌腺はない。
c 大腸の腸内細菌には、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンKを産生しているものも存在する。
a b c
1 正 正 正
2 誤 誤 誤
3 正 正 誤
4 誤 正 正
5 正 誤 誤
問44
a.誤:機械的消化は、口腔における咀嚼だけでなく、消化管の運動などによっても消化管の内容物を細かくして消化液と混和し、化学的消化を容易にするものです。
b.正
c.正
正答:4
【問45】 呼吸器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 呼吸器系は、呼吸を行うための器官系で、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなる。
b 鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道といい、そのうち、咽頭・喉頭までの部分を下気道、気管から気管支、肺までの部分を上気道という。
c 扁桃はリンパ組織(白血球の一種であるリンパ球が密集する組織)が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。
a b c
1 正 正 正
2 誤 誤 正
3 誤 正 誤
4 正 誤 正
5 正 正 誤
問45
a.正
b.誤:咽頭・喉頭までは「上気道」、気管・気管支・肺は「下気道」に分類される。
c.正
正答:4
【問46】 血液に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 好中球は、白血球の約 60%を占めている。
b 赤血球は、銅と結合したタンパク質であるヘモグロビンを含んでいる。
c 血管の損傷部位では、血小板から放出される酵素によって血液を凝固させる一連の反応が起こり、血漿タンパク質の一種であるフィブリンが傷口で重合して線維状のフィブリノゲンとなる。
d グロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
1(a、b)
2(a、c)
3(a、d)
4(b、d)
5(c、d)
問46
a.正
b.誤:ヘモグロビンは鉄分と結合したタンパク質。
c.誤:血漿タンパク質の一種であるフィブリノゲンが重合して線維状のフィブリンとなり、血液凝固に寄与します。
d.正
正答:3
【問47】 脾臓及びリンパ系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 脾臓の主な働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理することである。
b リンパ管には逆流防止のための弁があって、リンパ液は一定の方向に流れている。
c リンパ節の内部にはリンパ球やマクロファージ(貪食細胞)が密集している。
d リンパ系には心臓のようにポンプの働きをする器官がある。
a b c d
1 正 正 正 誤
2 誤 誤 正 正
3 誤 正 誤 誤
4 正 誤 正 正
5 正 正 誤 正
問47
a.正
b.正
c.正
d.誤:心臓は血液を循環させるためのポンプの役割を果たす臓器であり、ンパ系には心臓のようなポンプの働きをする器官はありません。
正答:1
【問48】 耳及び鼻に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 前庭は、渦巻き形をした器官で、内部はリンパ液で満たされている。
b 蝸牛は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分と、体の回転や傾きを感知する部分に分けられる。
c 鼻腔上部の粘膜にある特殊な神経細胞を、においの元となる物質の分子が刺激すると、その刺激が脳の嗅覚中枢へ伝えられる。
d 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
1(a、c)
2(a、d)
3(b、c)
4(b、d)
5(c、d)
問48
a.誤:蝸牛の記載。
b.誤:前庭器官の記載。
c.正
d.正
正答:5
【問49】 眼球に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 水晶体の前にある虹彩は、瞳孔を散大・縮小させて遠近の焦点調節をしている。
2 透明な角膜や水晶体には血管が通っておらず、房水によって栄養分や酸素が供給される。
3 網膜には光を受容する視細胞が密集していて、視細胞が受容した光の情報は網膜内の神経細胞を介して神経線維に伝えられる。
4 視細胞には、わずかな光でも敏感に反応する細胞があり、この細胞が光を感じる反応にはビタミンAが不可欠であるため、ビタミンAが不足すると夜間視力の低下を生じる。
問49
1.誤:毛様体の記載。虹彩は瞳孔の大きさを変えて目に入る光の量を調節するものです。
2.正
3.正
4.正
正答:1
【問50】 外皮系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のセラミドでできた板状の角質細胞と、ケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
b 表皮は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質からなる結合組織の層である。
c メラノサイトが活性化されると、メラニン色素の過剰な産生が起こり、シミやそばかすとして沈着する。
d 汗はエクリン腺から分泌され、体温調節のための発汗は全身の皮膚に生じるが、精神的緊張による発汗は手のひらや足底、脇の下、顔面などの限られた皮膚に生じる。
a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 誤 正 誤 正
4 誤 誤 正 正
5 誤 誤 正 誤
問50
a.誤:角質細胞はケラチンを主成分とし、細胞間脂質がセラミドなどを多く含む
b.誤:線維芽細胞と線維性のタンパク質からなる結合組織は、主に真皮の特徴です。表皮は主に角化細胞(ケラチノサイト)で構成されます。
c.正
d.正
正答:4
【問51】 筋組織に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 筋組織は筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできているため、伸縮性はあまりない。
b 運動器官とされる筋組織は、骨格筋である。
c 関節を動かす骨格筋は、関節を構成する骨に腱を介してつながっている。
d 心筋は、心臓壁にある筋層を構成する筋組織で、筋線維には骨格筋のような横縞模様がある随意筋であり、強い収縮力と持久力を兼ね備えている。
a b c d
1 正 正 正 誤
2 誤 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 誤
問51
a.正
b.正
c.正
d.誤:心筋は意識的に動かせない不随意筋です。
正答:1
【問52】 脳及び神経系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 延髄は、自律神経系やホルモン分泌等の調節機能を担っている。
b 脊髄は、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合がある。
c 末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動、知覚等を担う自律神経系と、消化管の運動や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う体性神経系に分類される。
d エクリン腺を支配する交感神経線維の末端ではノルアドレナリンが神経伝達物質として放出されるが、アポクリン腺を支配する交感神経線維の末端ではアセチルコリンが神経伝達物質として放出される。
a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 誤 正
4 誤 誤 正 正
5 誤 正 誤 誤
問52
a.誤:視床下部の記載。延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。
b.正
c.誤:随意運動や知覚を担うのは「体性神経系」であり、消化管の運動や血液の循環のように無意識に働くのは「自律神経系」です。
d.誤:全身に広く分布するエクリン腺を支配する交感神経線維の末端ではアセチルコリンが放出されるが、局所(腋窩等)に分布するアポクリン腺を支配する交感神経線維の末端ではノルアドレナリンが放出される。
正答:5
【問53】 交感神経系が活発になっているときの効果器とその反応との関係のうち、誤っているものはどれか。
効果器 反応
1 目 - 瞳孔散大
2 胃 - 血管の収縮
3 腸 - 運動低下
4 肝臓 - グリコーゲンの合成
5 膀胱- 排尿筋の弛緩
問53
1.正
2.正
3.正
4.誤:グリコーコーゲンの分解(ブドウ糖の放出)
5.正:排尿筋が弛緩することで、排尿が抑制される。
正答:4
【問54】 医薬品の剤形と、その特徴または服用方法との関係の正誤のうち、正しい組合せはどれか。
剤形 特徴または服用方法
a 顆粒剤 - 粒の表面がコーティングされているものは、噛み砕いて水などで飲み込む。
b 舌下錠 - 吸収され循環血液中に入った成分は、初めに肝臓で代謝を受けた後、全身に分布する。
c 口腔内崩壊錠 - 口の中で速やかに溶けるため、水なしで服用することができる。
d トローチ剤 - 飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
a b c d
1 正 誤 正 誤
2 誤 誤 正 正
3 誤 正 正 正
4 正 正 誤 正
問54
a.誤:顆粒剤は粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む。
b.誤:舌下吸収は、薬剤が肝臓での初回通過代謝を回避して直接循環血液中に入る。
c.正
d.正
正答:2
【問55】 医薬品の代謝及び排泄に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 代謝とは、物質が体内で化学的に変化することであり、有効成分も循環血液中へ移行して体内を循環するうちに徐々に代謝を受ける。
b 小腸の消化管粘膜には、医薬品の代謝活性がないことが知られている。
c 腎機能が低下した人では、正常な人よりも有効成分の尿中への排泄が遅れ、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなることがある。
d 多くの有効成分は、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しており、その複合体は腎臓で濾過されやすいため、有効成分が循環血液中に留まりにくく、作用が低下する原因となる。
1(a、b)
2(a、c)
3(a、d)
4(b、c)
5(c、d)
問55
a.正
b.誤:小腸粘膜にも薬物代謝酵素が存在します。
c.正
d.誤:血漿タンパク質と結合した複合体は通常、腎臓の糸球体では濾過されにくい。
正答:2
【問56】 医薬品の体内での働きに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 一度に大量の医薬品を摂取しても、ある血中濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなり、薬効は頭打ちとなるが、有害な作用(副作用や毒性)は現れやすくなる。
b 全身作用を目的とする医薬品の多くは、使用後の一定期間、その有効成分の血中濃度が有効域に維持されるよう、使用量及び使用間隔が定められている。
c 血中濃度はある時点でピークに達した後に低下するが、これは吸収・分布の速度が代謝・排泄の速度を上回るためである。
d 医薬品が効果を発揮するためには、有効成分がその対象である器官や組織中に、一定以上の濃度で分布する必要がある。
a b c d
1 正 誤 正 誤
2 誤 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 誤
5 正 正 誤 正
問56
a.正
b.正
c.誤:代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回るために起こります。
d.正
正答:5
【問57】 呼吸器系に現れる副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 間質性肺炎は、医薬品の使用開始から短時間(1時間以内)で起きることが多い。
b 間質性肺炎を発症すると、肺胞と毛細血管の間のガス交換効率が低下して血液に酸素を十分取り込むことができず、体内は低酸素状態になる。
c これまでに医薬品で喘息発作を起こしたことがある人は重症化しやすいので、同種の医薬品の使用を避ける必要がある。
d 喘息の原因となる医薬品には、アスピリンなどの非ステロイド性抗炎症成分を含む解熱鎮痛薬がある。
a b c d
1 正 誤 正 正
2 誤 正 正 正
3 正 誤 誤 正
4 正 正 誤 誤
5 誤 正 正 誤
問57
a.誤:間質性肺炎は、長期間の使用で起こることが多い。
b.正
c.正
d.正
正答:2
【問58】 偽アルドステロン症に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 低身長、低体重など体表面積が小さい者や高齢者で生じやすい。
b 症状として、血圧低下、筋肉痛、喉の渇き、倦怠感等を生じる。
c 体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる。
d 複数の医薬品や、医薬品と食品の間の相互作用によって起きることがある。
a b c d
1 誤 誤 正 正
2 誤 正 正 誤
3 正 誤 正 正
4 正 正 誤 正
問58
a.正
b.誤:水分が貯留するので、血圧は上昇する。
c.正
d.正:特定の医薬品成分(例:グリチルリチン酸)によって引き起こされる副作用であり、他の医薬品や食品(例:甘草を含む食品)との相互作用によって発症することがあります。
正答:3
【問59】 肝機能障害の症状である黄疸に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
黄疸とは、( a )が( b )中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。また、過剰となった血液中の( a )が尿中に排出されることにより、尿の色が( c )なることもある。
a b c
1 ビリルビン 胆汁 濃く
2 ビリルビン 膵液 薄く
3 ビリルビン 胆汁 薄く
4 トリプシン 膵液 薄く
5 トリプシン 胆汁 濃く
問59
a.ビリルビン:黄疸は、ビリルビン(黄色色素)が原因で生じます。
b.胆汁:ビリルビンが胆汁中へ排出されず血液中に滞留することによって黄疸が生じます。
c.濃く:過剰なビリルビンが尿中に排出されることにより、尿の色が濃くなることがあります。
正答:1
【問60】 精神神経系に現れる副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 医薬品の副作用によって中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着きがなくなる等の精神神経症状を生じることがある。
b 精神神経症状は、通常の医薬品の用法・用量で発生することはない。
c 医薬品の副作用を原因とする無菌性髄膜炎は、過去に軽度の症状を経験した人では 、同 じ医薬品を使用することにより再発し、急激に症状が進行する場合がある。
d 医薬品の長期連用や過量服用などの不適正な使用によって、倦怠感や虚脱感等を生じることがあるため、医薬品の販売等に従事する専門家は、販売する医薬品の使用状況にも留意する必要がある。
a b c d
1 正 正 誤 正
2 誤 正 正 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 正 誤
問60
a.正
b.誤:神神経症状は医薬品の副作用として現れることがあり、必ずしも不適正な使用によるものだけではありません。通常の用法・用量であっても副作用として発生する可能性はあります。
c.正
d.正
正答:3
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