他の問題・解説はこちらへ→ 一 覧
問61
かぜ薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 葛根湯は、体力虚弱で、汗が出るもののかぜの初期に適すとされる。
イ 麻黄湯は、体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出るものの気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症に適すとされる。
ウ 柴胡桂枝湯は、体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛みに適すとされる。
エ 香蘇散は、体力虚弱で、神経過敏で気分がすぐれず胃腸の弱いもののかぜの初期、血の道症(月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモン変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状及び身体症状)に適すとされる。
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 正
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 正
問61
ア 誤:葛根湯は、「体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)…に適すとされる」。体の虚弱な人や発汗傾向の著しい人には不向きである。
イ 誤:小青竜湯の記載。麻黄湯は「体力充実して、かぜのひきはじめで、寒気がして発熱、頭痛があり、咳が出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていないものの感冒、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまりに適すとされる」。
ウ 誤:葛根湯の記載。柴胡桂枝湯は、「体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭痛・吐きけなどのあるものの胃腸炎、かぜの中期から後期の症状に適すとされる」。
エ 正
正答:5
問62
次の表は、ある解熱鎮痛薬に含まれている成分の一覧である。
2錠中
成分 分量
イブプロフェン 150 mg
アリルイソプロピルアセチル尿素 60 mg
無水カフェイン 80 mg
この医薬品又は医薬品の成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 一般用医薬品のイブプロフェン製剤は、15歳未満の小児に対して、いかなる場合も使用してはならない。
イ 一般用医薬品のイブプロフェン製剤は、出産予定日12週以内の妊婦は服用しないこととされている。
ウ アリルイソプロピルアセチル尿素は、中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦怠感を和らげたりすることを目的として配合されている。
エ 解熱鎮痛薬は、胃への悪影響を軽減するため、なるべく空腹時に服用することとなっている場合が多い。
1(ア、イ) 2(ア、エ) 3(イ、ウ) 4(ウ、エ)
問62
ア 正
イ 正
ウ 誤:アリルイソプロピルアセチル尿素は鎮静成分であり、脳の興奮を抑える作用を示す。中枢神経系を刺激して眠気や倦怠感を抑えるのはカフェイン類(無水カフェイン)の作用である。
エ 誤:解熱鎮痛薬は、胃腸粘膜障害を起こしやすくなるため、胃への悪影響を軽減するために、なるべく空腹時を避けて服用することとなっている場合が多い。
正答:1
問63
かぜ薬の配合成分に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
かぜ薬とは、かぜの諸症状の緩和を目的として使用される医薬品の総称である。その中には、鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を拡げる成分として( ア )、 咳を抑える成分として( イ )、くしゃみや鼻汁を抑える成分として( ウ )が配合されているものがある。
ア イ ウ
1 カルボシステイン イソプロピルアンチピリン エテンザミド
2 カルボシステイン ノスカピン エテンザミド
3 メチルエフェドリン塩酸塩 イソプロピルアンチピリン エテンザミド
4 メチルエフェドリン塩酸塩 イソプロピルアンチピリン ヨウ化イソプロパミド
5 メチルエフェドリン塩酸塩 ノスカピン ヨウ化イソプロパミド
問63
ア メチルエフェドリン塩酸塩
イ ノスカピン
ウ ヨウ化イソプロパミド
正答:5
問64
鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 芍薬甘草湯は、体力中等度以下で手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの頭痛、頭痛に伴う吐きけ・ 嘔吐、しゃっくりに適すとされる。
イ 疎経活血湯は、体力中等度で、痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適すとされる。
ウ 麻杏薏甘湯は、体力中等度なものの関節痛、神経痛、筋肉痛、いぼ、手足のあれ(手足の湿疹しん・皮膚炎)に適すとされる。
エ 釣藤散は、体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるものに適すとされる。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 正 正
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 誤 正
問64
ア 誤:呉茱萸湯の記載。芍薬甘草湯は、「体力に関わらず使用でき、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適すとされる」。
イ 正
ウ 正
エ 正
正答:3
問65
次の表は、あるかぜ薬に含まれている成分の一覧である。
1包(0.96g)中
成分 分量
グアイフェネシン 60 mg
ジヒドロコデインリン酸塩 8 mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 20 mg
アセトアミノフェン 300 mg
クロルフェニラミンマレイン酸 2.5 mg
無水カフェイン 25 mg
リボフラビン 4 mg
この医薬品の成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア ジヒドロコデインリン酸塩は、依存性がある成分である。
イ アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。
ウ クロルフェニラミンマレイン酸塩は、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを促進する。
エ リボフラビンは、制酸作用により解熱鎮痛成分による胃腸障害を軽減する。
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正
問65
ア 正
イ 正
ウ 誤:クロルフェニラミンマレイン酸塩等の抗ヒスタミン成分は、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。
エ 誤:制酸作用があるのは制酸成分(例:ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウムなど)であり、リボフラビン(ビタミンB2)は粘膜の健康維持・回復に重要なビタミンである。
正答:1
問66
一般用医薬品に含まれる有効成分等とアルコールとの相互作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 次硝酸ビスマスは、アルコールと一緒に摂取されると、循環血液中へのビスマスの移行が高まって記憶力減退等の精神神経症状を生じるおそれがある。
イ アルコールは、医薬品成分の吸収や代謝に影響を与えるため、かぜ薬の服用期間中は飲酒を控える必要がある。
ウ ジフェンヒドラミン塩酸塩は、アルコールとともに服用すると、薬効が減弱されるおそれがある。
エ 生薬成分のみからなる鎮静薬や漢方処方製剤の場合は、飲酒を避けることとはなっていない。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正
問66
ア 正
イ 正
ウ 誤:ジフェンヒドラミン塩酸塩を含む催眠鎮静薬を飲酒とともに服用すると、薬効や副作用が強められるおそれがあるため、服用時には飲酒を避ける必要がある。
エ 正
正答:2
問67
解熱鎮痛薬に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
解熱鎮痛成分により( ア )におけるプロスタグランジンの産生が( イ )されると、腎血流量が( ウ )するため、腎機能に障害があると、その症状を悪化させる可能性がある。
ア イ ウ
1 末梢 促進 減少
2 末梢 抑制 減少
3 末梢 抑制 増加
4 中枢 促進 増加
5 中枢 抑制 減少
問67
ア 末梢
イ 抑制
ウ 減少
正答:2
問68
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)として使用されるジフェニドール塩酸塩に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 内耳への血流を改善する作用を示す。
2 内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用を示す。
3 緑内障の診断を受けた人が使用すると、その症状を悪化させるおそれがある。
4 末梢組織におけるプロスタグランジンの産生を促進し、制吐作用を示す。
問68
1 正
2 正
3 正
4 誤:ジフェニドール塩酸塩は抗めまい成分として用いられ、プロスタグランジンの産生促進作用を示すという記述はない。
正答:4
問69(不適切問題あり)
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)及びその配合生薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 柴胡加竜骨牡蛎湯を小児の夜泣きに用いる場合は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているため、症状の改善がみられるまで比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用する必要がある。
イ カンゾウを含有する漢方処方製剤を乳幼児に使用する場合、体格の個人差から体重当たりのグリチルリチン酸の摂取量が多くなることがあるので注意する必要がある。
ウ 小建中湯は、体力中等度をめやすとして幅広く用いることができ、やや消化器が弱く、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの小児虚弱体質、慢性胃腸炎、腹痛、神経質、小児夜尿症、夜なきに適すとされる。
エ ゴオウ、ジャコウは、いずれも動物の分泌物を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用等を期待して配合される。(不適切問題)
1(ア、イ) 2(ア、ウ) 3(イ、エ) 4(ウ、エ)
問69
ア 誤:柴胡加竜骨牡蛎湯を小児の夜泣きに用いる場合、1週間位服用しても症状の改善がみられないときには、いったん服用を中止して専門家に相談するなどの対応が必要である。
イ 正
ウ 誤:小建中湯は、「体力虚弱で疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず…」とあるように、体力虚弱な人に適すとされる。
エ 解なし。ゴオウは牛の胆石を基原とするが、分泌物とまで掘り下げられるかは手引きでは判断できないため。
正答:解なし
問70
呼吸器官に作用する一般用医薬品に配合される成分とその主な作用との関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
成分 主な作用
ア ブロムヘキシン塩酸塩 - 去痰作用
イ デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 - 抗炎症作用
ウ カルビノキサミンマレイン酸塩 - 抗ヒスタミン作用
エ トラネキサム酸 - 鎮咳作用
1(ア、イ) 2(ア、ウ) 3(イ、エ) 4(ウ、エ)
問70
ア 正:ブロムヘキシン塩酸塩は、分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示す去痰成分である。
イ 誤:デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は、延髄の咳嗽中枢に作用する鎮咳(咳を抑える)成分である。
ウ 正
エ 誤:トラネキサム酸は、体内での起炎物質の産生を抑制することで炎症の発生を抑え、腫れを和らげる抗炎症成分である。
正答:2
問71
胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア ブチルスコポラミン臭化物が配合された医薬品を服用した後は、乗り物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。
イ パパベリン塩酸塩は、自律神経系を介した作用ではないが、眼圧を上昇させる作用を示すことが知られている。
ウ アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用を避ける必要がある。
エ オキセサゼインは、局所麻酔作用により鎮痛効果を示すが、胃液分泌を抑える作用はない。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正
問71
ア 正
イ 正
ウ 正
エ 誤:オキセサゼインは、局所麻酔作用により鎮痛効果を示すほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。
正答:1
問72
眠気を促す薬及びその配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 小児や若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。
イ ブロモバレリル尿素は、脳内におけるヒスタミン刺激を低下させることにより眠気を促す。
ウ ジフェンヒドラミン塩酸塩は、抗ヒスタミン成分の中でも特に中枢作用が弱い。
エ ホップは、ヨーロッパ南部から西アジアを原産とするアサ科のホップHumulus lupulus L.の成熟した球果状の果穂が薬用部位となり、神経の興奮・緊張緩和を期待して配合される。
1(ア、イ) 2(ア、エ) 3(イ、ウ) 4(ウ、エ)
問72
ア 正:小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがあるため、特に15歳未満の小児への抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の使用は避ける。
イ 誤:ブロモバレリル尿素は脳の興奮を抑える作用がある鎮静成分である。脳内におけるヒスタミン刺激を低下させることで眠気を促す作用を示すのは、主にジフェンヒドラミン塩酸塩などの抗ヒスタミン成分である,。
ウ 誤:ジフェンヒドラミン塩酸塩は、抗ヒスタミン成分の中でも特に中枢作用が強い。
エ 正
正答:2
問73
口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)の一般的な注意事項に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア ドロップ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡るよう、噛み砕いて飲み込むのがよい。
イ 一般用医薬品の口腔咽喉薬は、局所的な作用を目的とする医薬品であり、全身的な影響を生じることはない。
ウ 口腔内に噴射して使用する外用液剤は、息を吸いながら噴射することが望ましい。
エ 用時希釈して使用する含嗽薬は、調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分得られない。
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 正
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 正 誤
4 誤 誤 正 正
5 誤 誤 誤 正
問73
ア 誤:ドロップ剤やトローチ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡るよう、噛まずにゆっくり溶かすようにして使用されることが重要であり、噛み砕いて飲み込んでしまうと効果は期待できない。
イ 誤:口腔咽喉薬は局所的な作用を目的とする医薬品であるが、成分の一部が口腔や咽頭の粘膜から吸収されて循環血流中に入りやすく、全身的な影響を生じることがある。
ウ 誤:噴射式の液剤は、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐きながら噴射することが望ましい。
エ 正
正答:5
問74
瀉下薬の配合成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 ピコスルファートナトリウムは、腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増すとともに糞便を柔らかくする。
2 センノシドは、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられている。
3 水酸化マグネシウム等の無機塩類は、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促す。
4 マルツエキスは、主成分である麦芽糖が腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって排便を促すとされている。
問74
1 誤:ピコスルファートナトリウムは、結腸での水分の吸収を抑えて、糞ふん便のかさを増大させる。
2 正
3 正
4 正
正答:1
問75
貧血及び貧血用薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 鉄分は、赤血球が酸素を合成する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラルである。
イ 体の成長が著しい年長乳児や幼児、月経血損失のある女性、鉄要求量の増加する妊婦・母乳を与える女性では、鉄欠乏状態を生じやすい。
ウ 鉄製剤は、消化器系への副作用を軽減するために、食後に服用することが望ましい。
エ 鉄製剤は、服用の前後30分に緑茶や柿を摂取すると、吸収が悪くなることがある。
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 正
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 正 正
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正
問75
ア 誤:鉄分は、赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラルである。
イ 正
ウ 正
エ 正
正答:3
問76
止瀉薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 次没食子酸ビスマスは、収斂作用のほか、腸内で発生した有毒物質を分解する作用も持つとされるため、細菌性の下痢や食中毒のときに使用するとよい。
イ 木クレオソートは、過剰な腸管の運動を正常化し、あわせて水分や電解質の分泌も抑える止瀉作用がある。
ウ タンニン酸ベルベリンは、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。
エ ロペラミド塩酸塩は、中枢神経系を抑制する作用があり、副作用としてめまいや眠気が現れることがある。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤
問76
ア 誤:細菌性の下痢や食中毒のときに使用して腸の運動を鎮めると、かえって状態を悪化させるおそれがあるため、安易な使用を避けることが望ましいとされている。
イ 正
ウ 誤:牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要があるのは、タンニン酸アルブミンであり、これは牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分であるためである。
エ 正
正答:4
問77
以下の駆虫薬に用いられる成分のうち、 蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされるものとして正しいものを一つ選びなさい。
1 サントニン
2 カイニン酸
3 ピペラジンリン酸塩
4 パモ酸ピルビニウム
5 マクリ
問77
1 誤:回虫の自発運動を抑える作用を示す。
2 誤:回虫に痙攣を起こさせる作用を示す。
3 誤:回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示す。
4 正
5 誤:カイニン酸を含む生薬成分であり、回虫に痙攣を起こさせる作用を期待して用いられる。
正答:4
問78
強心薬に配合される生薬成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア ジンコウは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。
イ 1日用量中センソ1mgを超えて含有する医薬品は、劇薬に指定されている。
ウ ロクジョウは、強心作用のほか、強壮、血行促進の作用があるとされる。
エ インヨウカクは、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高め、意識をはっきりさせる作用がある。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 誤 正 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤
問78
ア 誤:リュウノウの記載。ジンコウは、鎮静、健胃、強壮などの作用を期待して用いられる。
イ 誤:センソは有効域が比較的狭い成分であり、1日用量中センソ 5mg を超えて含有する医薬品が劇薬に指定されている
ウ 正
エ 誤:ジャコウの記載。インヨウカクは、強壮、血行促進、強精等の作用を期待して用いられる。
正答:5
問79
血中コレステロール及び高コレステロール改善薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア コレステロールは、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。
イ 高密度リポタンパク質(HDL)は、コレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶ役割を担う。
ウ 医療機関で測定する検査値として、低密度リポタンパク質(LDL)が140mg/dL以上、高密度リポタンパク質(HDL)が40mg/dL未満、中性脂肪が150mg/dL以上のすべてにあてはまる状態が、脂質異常症とされる基準である。
エ パンテチンは、低密度リポタンパク質(LDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとされる。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正
問79
ア 正
イ 誤:高密度リポタンパク質(HDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポタンパク質である。コレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶのは、低密度リポタンパク質(LDL)である。
ウ 誤:医療機関で測定する検査値として、LDLが140mg/dL以上、HDLが40mg/dL未満、中性脂肪が150mg/dL以上のいずれかである状態を、脂質異常症という。
エ 正
正答:3
問80
次の表は、ある外用痔疾用薬の注入軟膏に含まれている成分の一覧である。
1g 中
成分 分量
リドカイン 30 mg
グリチルレチン酸 15 mg
アラントイン 10 mg
トコフェロール酢酸エステル 25 mg
この医薬品の成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア リドカインは、局所の感染を防止する殺菌消毒成分として配合されている。
イ グリチルレチン酸が分解されるとグリチルリチン酸となり、抗炎症作用を示す。
ウ アラントインは、局所に冷感刺激を生じさせ、 痒みを抑えることを目的として配合されている。
エ トコフェロール酢酸エステルは、内用薬ではコレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えることから血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害の改善薬の成分として用いられる。
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 正
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 正 誤
4 誤 誤 正 正
5 誤 誤 誤 正
問80
ア 誤:リドカインは、痔に伴う痛み・痒みを和らげることを目的として配合される局所麻酔成分である。殺菌消毒成分ではない。
イ 誤:グリチルレチン酸は、抗炎症作用を示す成分であり、グリチルリチン酸が分解されてできる成分である。
ウ 誤:アラントインは、痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して用いられる組織修復成分である。冷感刺激を生じさせるのは、カンフルやメントールなどの局所刺激成分である。
エ 正
正答:5
問81
婦人薬の代表的な生薬成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア サフランは、主に胃腸症状に対する効果や利尿作用を期待して用いられる。
イ センキュウは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
ウ コウブシは、キンポウゲ科のハナトリカブト又はオクトリカブトの塊根を減毒加工して製したものを基原とする生薬である。
エ ジオウは、ゴマノハグサ科のアカヤジオウ等の根又はそれを蒸したものを基原とする生薬である。
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 誤 正
3 誤 正 正 正
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤
問81
ア 誤:サフランは、婦人薬において鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して配合される。また、冷え症及び血色不良に用いられる,。
イ 正
ウ 誤:ブシの記載。コウブシは、カヤツリグサ科のハマスゲの根茎を基原とする生薬である。
エ 正
正答:4
問82
婦人薬に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 エチニルエストラジオールは、人工的に合成された女性ホルモンの一種であり、長期連用により血栓症を生じるおそれがある。
2 桃核承気湯は、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい。
3 血行を促進する作用を期待して、ビタミンEが配合されていることがある。
4 桂枝茯苓丸は、体力中等度以下で、冷え症、貧血気味、神経過敏で、動悸、息切れ、ときにねあせ、頭部の発汗、口の渇きがあるものの更年期障害、血の道症、不眠症、神経症、動悸、息切れ、かぜの後期の症状、気管支炎に適すとされる。
問
ア 正
イ 正
ウ 正
エ 誤:柴胡桂枝乾姜湯の記載。桂枝茯苓丸は、「比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの、月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症…に適すとされる」。
正答:4
問83
内服アレルギー用薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア メチルエフェドリン塩酸塩は、長期間にわたって連用すると、薬物依存につながる可能性がある。
イ トリプロリジン塩酸塩は、抗コリン作用を有するが、比較的その作用が緩和であるため、緑内障の診断を受けた人に対しても使用することができる。
ウ ケトチフェンフマル酸塩が配合された内服薬を服用した後は、乗り物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。
エ プソイドエフェドリン塩酸塩は、アドレナリン作動薬の中でも中枢神経系に対する作用が比較的強く、不眠や神経過敏の副作用が現れることがある。
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正
問83
ア 正
イ 誤:トリプロリジン塩酸塩を含む抗ヒスタミン成分は抗コリン作用を示し,、緑内障の診断を受けた人では、症状の悪化を招くおそれがあるため、使用する前に医師や薬剤師に相談がなされるべきである。
ウ 正
エ 正
正答:2
問84
内服アレルギー用薬及びその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア フェニレフリン塩酸塩は副交感神経系を刺激して、鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげる。
イ 辛夷清肺湯は、体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出るものの気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症に適する。
ウ サイシンは鎮痛、鎮咳、利尿の作用を有するとされる生薬で、鼻閉への効果を期待して用いられる。
エ アレルギー症状に対する医薬品の使用は基本的に対症療法であり、症状軽減のためには日頃からアレルゲンの除去・回避を行うことが根源的な対処として重要である。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正
問84
ア 誤:フェニレフリン塩酸塩はアドレナリン作動成分であり、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげる。
イ 誤:小青竜湯の記載。辛夷清肺湯は、「体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)に適すとされる」。
ウ 正
エ 正
正答:5
問85
鼻炎用点鼻薬に配合される成分とその目的とする作用に関する以下の関係の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
成分 目的とする作用
ア クロモグリク酸ナトリウム 肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、鼻アレルギー症状を緩和する作用
イ テトラヒドロゾリン塩酸塩 神経伝導を可逆的に遮断し、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑える作用
ウ セチルピリジニウム塩化物 真菌に対する殺菌消毒作用
エ ナファゾリン塩酸塩 鼻粘膜の充血や腫れを和らげる作用
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正
問85
ア 正
イ 誤:テトラヒドロゾリン塩酸塩はアドレナリン作動成分であり、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的とする。
ウ 正:セチルピリジニウム塩化物等の陽性界面活性成分は、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示す。
エ 正
正答:2
問86
婦人薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 加味逍遙散は、体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労 倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴りに適する。
イ 四物湯は、体力虚弱で、冷え症で皮膚が乾燥、色つやの悪い体質で胃腸障害のないものの月経不順、月経異常、更年期障害、血の道症、冷え症、しもやけ、しみ、貧血、産後あるいは流産後の疲労回復に適する。
ウ 当帰芍薬散は、体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症に適する。
エ 五積散は、体力中等度又はやや虚弱で、冷えがあるものの胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒に適する。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 誤 正 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 正 誤 正
問86
ア 誤:当帰芍薬散の記載,。加味逍遙散は、「体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症に適すとされる」。
イ 正
ウ 誤:加味逍遙散の記載,。当帰芍薬散は、「体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの…(中略)…などに適すとされる」。
エ 正
正答:5
問87
点眼薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 点眼後に目頭を押さえると、薬液が結膜嚢内に行き渡らなくなり、効果が大きく減弱する原因となる。
イ 点眼薬は目の疲れや痒みといった症状の緩和を目的とした外用薬で、全身性の副作用が現れることはない。
ウ 1滴の薬液の量は約50μLであるのに対して、結膜嚢の容積は30μL程度とされており、一度に何滴も点眼しても効果が増すわけではない。
エ ソフトコンタクトレンズを装着したまま点眼すると、レンズに防腐剤などの配合成分が吸着し、角膜に障害を引き起こす場合がある。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正
問87
ア 誤:点眼後は、しばらく眼瞼(まぶた)を閉じて、薬液を結膜嚢内に行き渡らせるが、その際、目頭を押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができ、効果的とされる。薬液が鼻腔内へ流れ込むと、鼻粘膜や喉から吸収されて、副作用を起こしやすくなる,。
イ 誤:点眼薬は結膜嚢に適用する外用薬であるが、成分の一部が鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがあり、眼以外の部位に到達して全身性の副作用を起こすことがある。アレルギー反応は微量の抗原でも生じるため、ショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることもある,。
ウ 正
エ 正
正答:5
問88
点眼薬の配合成分に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを( ア )作用を示し、( イ )におけるアセチルコリンの働きを( ウ )ことで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。
ア イ ウ
1 促進する 毛様体 助ける
2 促進する 水晶体 妨げる
3 促進する 毛様体 妨げる
4 抑制する 毛様体 助ける
5 抑制する 水晶体 助ける
問88
ア 抑制する
イ 毛様体
ウ 助ける
正答:4
問89
点眼薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア ホウ酸は、結膜嚢の洗浄・消毒だけではなく、点眼薬の防腐剤として配合されていることがある。
イ ビタミンAは、視細胞が光を感受する反応に関与していることから、視力調整を改善する効果を期待して用いられる。
ウ スルファメトキサゾールは、ウイルス感染による結膜炎の症状の改善を目的として用いられる。
エ コンドロイチン硫酸ナトリウムは、角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正
問89
ア 正
イ 正
ウ 誤:スルファメトキサゾール等のサルファ剤は、細菌感染による結膜炎やものもらいの症状の改善を目的として用いられる。ウイルスや真菌の感染に対する効果はない。
エ 正
正答:2
問90
皮膚に用いる薬及びその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア プレドニゾロン酢酸エステルは、炎症を抑える作用を示し、特に細菌、真菌、ウイルス等による皮膚感染が原因の痒みや発赤の皮膚症状に適する。
イ ケトプロフェンが配合された外皮用薬は、使用中及び使用後しばらくの間は、紫外線が塗布部に当たることで光線過敏症を生じるおそれがある。
ウ スルコナゾール硝酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させたりすることにより、その増殖を抑える。
エ 温感刺激成分を主薬とする貼付剤は、貼付部位を温めると痛みの原因となるため、入浴前後の使用は避けるべきである。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 正
問90
ア 誤:プレドニゾロン酢酸エステル等のステロイド性抗炎症成分は、末梢組織の免疫機能を低下させる作用も示し、細菌、真菌、ウイルス等による皮膚感染(みずむし・たむし等の白癬症、にきび、化膿症状)や持続的な刺激感の副作用が現れることがあるため、これらの症状には使用を避ける必要がある。
イ 正
ウ 正
エ 正
正答:4
問91
皮膚に用いる薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 一般的に、湿潤している患部には液剤が適し、皮膚が厚く角質化している患部には軟膏が適すとされる。
イ 貼付剤は、一般的に、同じ部位に期間を空けず貼付すると、かぶれを生じやすい。
ウ 患部やその周辺に汗や汚れ等が付着した状態で貼付剤を使用すると、有効成分の浸透性が低下するおそれがある。
エ 塗り薬を塗布したあとは、手についた薬剤を十分に洗い流すべきである。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 正
問91
ア 誤:般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には、軟膏剤が適すとされる。皮膚が厚く角質化している部分には、液剤が適している。
イ 正
ウ 正
エ 正
正答:4
問92
皮膚及びきず口等に用いる薬並びにその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 創傷部をより早く治癒させるには、人間の外皮表面に存在する皮膚常在菌を繰り返し殺菌消毒することが望ましい。
イ サリチル酸は角質軟化作用を示すほか、抗菌、抗真菌、抗炎症作用も期待され、にきび用薬に配合されている場合がある。
ウ イブプロフェンピコノールは、イブプロフェンの誘導体であり、主に鎮痛作用を期待され、外皮用薬に用いられる。
エ 化膿性皮膚疾患用薬を漫然と使用すると、連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌が耐性を獲得するおそれがある。
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 誤 正
3 誤 正 正 正
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤
問92
ア 誤:創傷部に殺菌消毒薬を繰り返し適用すると、皮膚常在菌が殺菌されてしまい、また、殺菌消毒成分により組織修復が妨げられて、かえって治癒しにくくなったり、状態を悪化させることがある。
イ 正
ウ 誤:イブプロフェンピコノールは、イブプロフェンの誘導体であるが、外用での鎮痛作用はほとんど期待されない。主に吹き出物に伴う皮膚の発赤や腫れを抑える作用を期待され、にきび治療薬として専ら用いられる。
エ 正
正答:4
問93
歯痛・歯槽膿漏薬及びその配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 歯痛薬は、歯の齲蝕(むし歯)を修復することはない。
イ カルバゾクロムは、細菌の殺菌消毒作用を期待して配合されている場合がある。
ウ 内服で用いる歯槽膿漏薬には、かぜ薬と同じ又は同種の成分が配合されていることがある。
エ カミツレは、齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮める。
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正
問93
ア 正:歯痛薬は、歯の齲蝕(むし歯)による歯痛を応急的に鎮めることを目的とする一般用医薬品であり、歯の齲蝕が修復されることはなく、早めに医療機関(歯科)を受診して治療を受けることが基本となる。
イ 誤:カルバゾクロムは、毛細血管を補強、強化して出血を抑える働きがあるとされ、止血効果を期待して配合されている成分である,。殺菌消毒作用を期待して配合される成分ではない。
ウ 正:内服で用いる歯槽膿漏薬には、抗炎症成分としてグリチルリチン酸二カリウムなどが、また、ビタミン成分としてビタミンEやビタミンCなどが配合されている。これらの成分はかぜ薬にも配合されていることがある,。
エ 正:カミツレは、キク科の生薬で、抗炎症、抗菌などの作用を期待して用いられる。齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めるのは、局所麻酔成分の作用である。
正答:3
問94
禁煙補助剤に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア ニコチン置換療法は、ニコチンの摂取方法を喫煙以外に換えて離脱症状の軽減を図るものであり、喫煙量の減少に伴い医薬品からのニコチン摂取量を徐々に増加させていくのが特徴である。
イ ニコチンを有効成分とする咀嚼剤は、口腔粘膜からの吸収が十分に行われるよう、菓子のガムのように噛み、唾液をより多く分泌させることが望ましい。
ウ 母乳を与える女性では、摂取されたニコチンにより乳児に影響が生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。
エ 一般用医薬品として承認されている禁煙補助剤は、咀嚼剤のほかに、1日1回皮膚に貼付するパッチ製剤がある。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正
問94
ア 誤:ニコチン置換療法は、ニコチンの摂取方法を喫煙以外に換えて離脱症状の軽減を図りながら、徐々に摂取量を減らし、最終的にニコチン摂取をゼロにする方法である。
イ 誤:咀嚼剤は、菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまい、口腔粘膜からの吸収が十分なされないため、ゆっくりと断続的に噛むこととされている。
ウ 正
エ 正
正答:5
問95
滋養強壮保健薬及びその配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する作用がある。
イ ビタミンCは、体内の脂質を酸化から守る作用(抗酸化作用)を有する栄養素である。
ウ ビタミンB2主薬製剤は、ピリドキシン塩酸塩又はピリドキサールリン酸エステルが主薬として配合された製剤である。
エ ビタミンDの過剰症としては低カルシウム血症があり、便秘や吐きけ、嘔吐、腹痛が初期症状として現れることがある。
1(ア、イ) 2(ア、ウ) 3(イ、エ) 4(ウ、エ)
問95
ア 正
イ 正
ウ 誤:ビタミンB2主薬製剤は、リボフラビン酪酸エステル、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、リボフラビンリン酸エステルナトリウム等が主薬として配合された製剤である。ピリドキシン塩酸塩又はピリドキサールリン酸エステルが主薬として配合された製剤はビタミンB6主薬製剤である。
エ 誤:ビタミンDの過剰症としては高カルシウム血症があり、便秘、吐きけ、嘔吐、腹痛、食欲減退、多尿等が初期症状として現れる。
正答:1
問96
漢方処方製剤に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入ります。
漢方薬を使用する場合、漢方独自の病態認識である「( ア )」に基づいて用いることが、有効性及び安全性を確保するために重要である。一般用に用いることが出来る漢方処方は、現在( イ )処方程度であるが、平成20年の厚生労働省医薬食品局審査管理課長通知により、医薬品の効能効果の表現に、この「( ア )」の考え方を盛り込んだ見直しが行われた。この見直しでは、一般用であることを考慮して、「( ア )」という漢方の専門用語を使用することを避け、「しばり」(使用制限)として記載が行われている。例えば、「( ウ )」の病態は「疲れやすく冷えやすいものの」などの寒性の症状を示す表現で示されている。
ア イ ウ
1 証 100 虚
2 証 100 陰
3 証 300 陰
4 方 100 虚
5 方 300 陰
問96
ア 証
イ 300
ウ 陰
正答:3
問97
生薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 同じ生薬成分又は同種の作用を示す生薬成分を含有する医薬品、医薬部外品等が併用された場合は、作用が強く現れたり、副作用が生じやすくなるおそれがある。
イ 生薬製剤はすべからく作用が緩やかで、副作用が少ない。
ウ 生薬は、動植物の薬用とする部分、細胞内容物、分泌物、抽出物又は鉱物などであり、薬用動植物・薬用鉱物等の名称が生薬名と混同されて用いられることがあるが、その生薬の素材となる動植物・鉱物等とは明確に区別される必要がある。
エ 生薬成分は、医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されていなければ、食品として流通可能なものがある。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 誤
問97
ア 正
イ 誤:センソ(強心薬に用いられる)のように少量で強い作用を示す生薬もあるため、作用が緩やかで副作用が少ないとは限らない。
ウ 正
エ 正
正答:2
問98
消毒薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 次亜塩素酸ナトリウムは、強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に殺菌消毒作用を示し、主に人体の消毒に用いられる。
イ クレゾール石ケン液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対しては広い殺菌消毒作用を示すが、大部分のウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
ウ エタノールは、手指や皮膚、創傷面の消毒に加え、粘膜面や目の周りへの使用にも適する。
エ ヨードチンキは、ヨウ素をポリビニルピロリドン(PVP)と呼ばれる担体に結合させて水溶性とし、徐々にヨウ素が遊離して殺菌作用を示すよう工夫されたものである。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正
問98
ア 誤:次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系殺菌消毒成分は、強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示すが、皮膚刺激性が強いため、通常人体の消毒には用いられない。
イ 正
ウ 誤:エタノールは皮膚刺激性が強いため、粘膜面や目の周り、傷がある部分への使用は避けることとされている。
エ 誤:ポビドンヨードの記載。ヨードチンキはヨウ素及びヨウ化カリウムをエタノールに溶解させたものである,。
正答:4
問99
殺虫剤及びその配合成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
1 フェノトリンは、ピレスロイド系殺虫成分で、フェノトリンが配合されたシャンプーはヒトに寄生するシラミの駆除に用いられる。
2 カーバメイト系殺虫成分は、アセチルコリンエステラーゼと不可逆的に結合し、アセチルコリンエステラーゼを阻害することによって殺虫作用を示す。
3 有機塩素系殺虫成分は、日本でかつて広く利用され、感染症の撲滅に大きな効果を上げた一方、残留性や体内蓄積性の問題から、現在はオルトジクロロベンゼンがウジ、ボウフラの防除の目的で使用されるのみとなっている。
4 ヒトがジクロルボスに高濃度又は多量に曝露した場合、神経の異常な興奮が起こり、縮瞳、呼吸困難、筋肉麻痺等の症状が現れるおそれがある。
問99
1 正
2 誤:カーバメイト系殺虫成分は、アセチルコリンエステラーゼと可逆的に結合してその働きを阻害することで殺虫作用を示す。不可逆的に結合するのは有機リン系殺虫成分である。
3 正
4 正
正答:2
問100
検査薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 検体中に検出反応が起こるための最低限の濃度以上の対象物質が存在しているにもかかわらず、検査結果が陽性にならず陰性となった場合を偽陽性という。
イ 血液は、一般用検査薬の検体には用いられない。
ウ 検出反応が起こるための最低限の濃度を、検出感度又は検出限界という。
エ 現在は悪性腫瘍や心筋梗塞といった重大な疾患の診断も、一般用検査薬で行うことができる。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 正 正
問100
ア 誤:偽陰性の記載。偽陽性は検体中に存在しないにもかかわらず陽性となった場合をいう。
イ 正
ウ 正
エ 誤:悪性腫瘍、心筋梗塞や遺伝性疾患など重大な疾患の診断に関係するものは一般用検査薬の対象外である。
正答:4
他の問題・解説はこちらへ→ 一 覧

コメント