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問1
医薬品に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から 一つ選びなさい。
ア 医薬品が人体に及ぼす作用は複雑、かつ、多岐に渡り、そのすべては解明されていない 。
イ 人体に対して使用されない医薬品は、人の健康に影響を与えることはない。
ウ 全ての医薬品は、科学的な根拠に基づく適切な理解や判断によって適正な使用が図られる必要がある。
エ 一般用医薬品の販売に従事する専門家は、随時新たに付加される医薬品の有効性、安全性等に関する情報の把握に努める必要がある。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 誤
問1
ア 正
イ 誤:殺虫剤や殺鼠剤など、人体に直接使用されない医薬品であっても、人の健康に影響を与えることはあります。
ウ 正
エ 正
正答:2
問2
医薬品のリスク評価に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 動物実験により求められる50%致死量(LD5 0 )は、薬物の毒性の指標として用いられる。
イ 医薬品の投与量が治療量上限を超えると、効果よりも有害反応が強く発現する「最小致死量」となり、「中毒量」を経て、「致死量」に至る。
ウ 医薬品は少量の投与でも、長期投与されれば慢性的な毒性が発現する場合がある。
エ ヒトを対象とした臨床試験の実施の基準には、国際的にGood Laboratory Practice(GLP)が制定されている。
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 誤
問2
ア 正
イ 誤:治療量上限を超えると、やがて効果よりも有害反応が強く発現する「中毒量」となり、「最小致死量」を経て、「致死量」に至るとされています。
ウ 正
エ 誤:ヒトを対象とした臨床試験の実施の基準には、国際的にGood Clinical Practice (GCP)が制定されています。Good Laboratory Practice(GLP)は、非臨床試験の基準です。
正答:3
問3
以下の試験のうち、医薬品毒性試験法ガイドラインに沿って実施される毒性試験として、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 薬物動態試験
イ 依存性試験
ウ 一般薬理試験
エ がん原性試験
1(ア、イ) 2(ア、ウ) 3(イ、エ) 4(ウ、エ)
問3
ア 誤
イ 正
ウ 誤
エ 正
医薬品毒性試験法ガイドラインに沿って、単回投与毒性試験、反復投与毒性試験、生殖・発生毒性試験、遺伝毒性試験、がん原性試験、依存性試験、抗原性試験、局所刺激性試験、皮膚感作性試験、皮膚光感作性試験などの毒性試験が厳格に実施されている。
正答:3
問4
健康食品に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から 一つ選びなさい。
ア 特定保健用食品は、事業者の責任で科学的根拠をもとに疾病に罹患していない者の健康維持及び増進に役立つ機能を、商品のパッケージに表示するものとして国に届出された商品である。
イ 栄養機能食品は、身体の健全な成長や発達、健康維持に必要な栄養成分(ビタミン、ミネラルなど)の補給を目的としたもので、国が定めた規格基準に適合したものであれば、その栄養成分の健康機能を表示できる。
ウ 健康食品は、その安全性や効果を担保する科学的データについて、医薬品と同等のものが求められる。
エ 一般用医薬品の販売等に従事する専門家においては、一般用医薬品の販売時に健康食品の摂取の有無について確認することは重要で、購入者等の健康に関する意識を尊重しつつも、必要があればそれらの摂取についての指導を行うべきである。
1(ア、イ) 2(ア、ウ) 3(イ、エ) 4(ウ、エ)
問4
ア 誤:特定保健用食品は、消費者庁の許可等のマークが付されています。事業者の責任で科学的根拠をもとに国に届出されたものは機能性表示食品です。
イ 正
ウ 誤:医薬品については、食品などよりもはるかに厳しい安全性基準が要求されている ため、医薬品と健康食品(食品)の科学的データの基準は同等ではありません。健康食品はあくまで食品として法律上区別されます。
エ 正
正答:3
問5
セルフメディケーションに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 一般用医薬品の販売等を行う登録販売者は、セルフメディケーションを的確に推進するために、薬剤師や医師、看護師など地域医療を支える医療スタッフあるいは行政などとも連携をとって、地域住民の健康維持・増進、生活の質(QOL)の改善・向上などに携わることが望まれる。
イ 平成29年1月から、適切な健康管理の下で医療用医薬品からの代替を進める観点から、条件を満たした場合にスイッチOTC医薬品の購入の対価について、一定の金額をその年分の総所得金額等から控除するセルフメディケーション税制が導入された。
ウ セルフメディケーション税制が令和4年1月に見直され、腰痛や肩こり、風邪やアレルギーの諸症状に対応する一般用医薬品は、税制の対象外となった。
エ 少子高齢化の進む社会では、地域包括ケアシステムなどに代表されるように、自分、家族、近隣住民、専門家、行政など全ての人たちで協力して個々の住民の健康を維持・増進していくことが求められ、その中でも医薬品の販売等に従事する専門家は重要な情報提供者であり、薬物療法の指導者となることを常に意識して活動することが求められる。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正
問5
ア 正
イ 正
ウ 誤:令和4年1月の見直しにより、スイッチOTC医薬品以外にも腰痛や肩こり、風邪やアレルギーの諸症状に対応する一般用医薬品が税制の対象となっているとされています。
エ 正
正答:2
問6
医薬品の副作用に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 世界保健機関(WHO)の定義によれば、疾病の予防のために人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応は、医薬品の副作用ではないとされている。
イ 医薬品の有効成分だけでなく、基本的に薬理作用がない添加物も、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となり得る。
ウ 一般用医薬品では、重大な副作用の兆候が現れたときでも、使用中断による不利益を回避するため、使用を継続することが必要である。
エ 医薬品を使用してアレルギーを起こしたことがある人は、その原因となった医薬品の使用を避ける必要がある。
1(ア、イ) 2(ア、ウ) 3(イ、エ) 4(ウ、エ)
問6
ア 誤:WHOの定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされています。予防のための使用で発現する反応も副作用に含まれます。
イ 正:アレルギー性の副作用の記載例として、添加物である「黄色4号(タートラジン)」が喘息誘発のおそれがあるため「相談すること」の対象成分として挙げられています。また、カゼイン、カゼインナトリウム等(添加物)も牛乳アレルギーのアレルゲンとなる可能性があるため、使用上の注意の対象成分として挙げられています。
ウ 誤:副作用を生じる危険性が高い場合には、安易な使用を避ける必要があります。特に、重篤な副作用の兆候が現れた場合、漫然と使用を継続せずに医療機関を受診するなどの対応が必要です。
エ 正
正答:3
問7
一般用医薬品の不適正な使用及び副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 購入者等の誤解や認識不足が、一般用医薬品の不適正な使用につながることがある。
イ 疾病の根本的な治療や生活習慣の改善等がなされずに、一般用医薬品を使用して症状を一時的に緩和するだけの対処を漫然と続けていると、副作用を招く危険性が増すばかりでなく、適切な治療の機会を失うことにもつながりやすい。
ウ 医薬品の販売等に従事する専門家においては、必要以上の大量購入や頻回購入などを試みる不審な者には慎重に対処する必要があり、積極的に事情を尋ねる、状況によっては販売を差し控えるなどの対応が図られることが望ましい。
エ 適正な使用がなされる限りは安全かつ有効な医薬品であっても、乱用された場合には薬物依存を生じることがある。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正
問7
ア 正
イ 正
ウ 正
エ 正:コデインリン酸塩水和物やジヒドロコデインリン酸塩のような成分が配合された鎮咳去痰薬(内服液剤)は、依存性・習慣性がある成分を含み、乱用事例が報告されているため、「過量服用・長期連用しないこと」という注意喚起がなされています。また、ブロモバレリル尿素等の反復摂取によって薬物依存の状態になっている場合は、医療機関での診療が必要とされています。
正答:1
問8
医薬品の相互作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 相互作用には、医薬品が吸収、分布、代謝(体内で化学的に変化すること)又は排泄される過程で起こるものと、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものがある。
イ 緩和を図りたい症状が明確である場合でも、予防的に多くの成分が配合された医薬品が選択されることが望ましい。
ウ 一般用医薬品は、一つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を組み合わせて含んでいることが多く、他の医薬品と併用した場合に、同様な作用を持つ成分が重複することがある。
エ 一般用医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者等が医療機関・薬局から交付された薬剤を使用している場合には、診療を行った医師若しくは歯科医師又は調剤した薬剤師に、一般用医薬品の使用について相談するよう説明するべきである。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 誤 正 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤
問8
ア 正
イ 誤:特定の症状を緩和する目的で一般用医薬品が使用される場合、不必要に多くの成分が配合された医薬品を選択することは、いたずらに副作用を招く危険性を増すことにつながりやすいです。
ウ 正
エ 正
正答:2
問9
医薬品と食品との相互作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 生薬成分が配合された医薬品と生薬成分が含まれた食品(ハーブ等)を合わせて摂取すると、その医薬品の効き目や副作用を増強させることがある。
イ 酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、その場合、アセトアミノフェンの薬効が強く現れる。
ウ 総合感冒薬とコーヒーを一緒に服用すると、カフェインの過剰摂取となることがある。
エ 注射薬は内服薬とは異なり、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受けることはない。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正
問9
ア 正
イ 誤:アルコールは、主として肝臓で代謝されるため、酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多い。その結果、肝臓で代謝されるアセトアミノフェンなどでは、通常よりも代謝されやすくなり、体内から医薬品が速く消失して十分な薬効が得られなくなることがある。
ウ 正
エ 誤:注射薬でも、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける。
正答:3
問10
小児等の医薬品の使用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」(平成29年6月8日付け薬生安発0608第1号厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知別添)において、幼児とは、おおよその目安として1歳以上、6歳未満をいう。
イ 小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高い。
ウ 小児は血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい。
エ 年齢に応じた用法用量が定められていない医薬品の場合、通常成人が服用する量を減らして小児へ与えるように保護者に対して説明することが望ましい。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 誤 誤 誤
3 誤 正 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正
問10
ア 誤:幼児とは、おおよその目安として1歳以上、7歳未満をいいます。
イ 正
ウ 正
エ 誤:定められた用量を超える量を服用したり、小児への使用を避けるべき医薬品を「子供だから大人用のものを半分にして飲ませればよい」として服用させるなど、安易に医薬品を使用するような場合には、特に副作用につながる危険性が高いとされています。小児における使用に関して認められていない年齢区分がある場合は、当該年齢区分に当たる小児に使用させない旨が記載される必要があります。
正答:3
問11
高齢者の医薬品の使用に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」(平成29年6月8日付け薬生安発0608第1号厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知別添)において、高齢者とは、おおよその目安として60歳以上をいう。
イ 医薬品の副作用で口渇を生じることがあり、その場合、高齢者は誤嚥を誘発しやすくなるので注意が必要である。
ウ 一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に、肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の作用は現れにくく、若年時と比べて副作用を生じるリスクが低くなる。
エ 高齢者は、手先の衰えのため医薬品を容器や包装から取り出すことが難しい場合があり、家族や周囲の人(介護関係者等)の理解や協力も含めて、医薬品の安全使用の観点からの配慮が重要である。
1(ア、イ) 2(ア、ウ) 3(イ、エ) 4(ウ、エ)
問11
ア 誤:「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」において、高齢者とは、おおよその目安として65歳以上をいいます。
イ 正
ウ 誤:一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に、肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が強く現れやすく、若年時と比べて副作用を生じるリスクが高くなるとされています。
エ 正
正答:3
問12
妊婦及び授乳婦の医薬品の使用等に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 妊娠の有無やその可能性については、購入者等にとって他人に知られたくない場合もあることから、登録販売者は妊婦に対して情報提供や相談対応を行わないように配慮する必要がある。
イ ビタミンB12含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると、製剤中のビタミンB12の影響により、胎児に先天異常を起こす危険性が高まる。
ウ 妊婦が便秘薬を使用する場合、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがある。
エ 乳幼児に好ましくない影響を及ぼすことが知られている医薬品については、授乳期間中の使用を避けるか、使用後しばらくの間は授乳を避けるよう、医薬品の販売等に従事する専門家が積極的に情報提供する必要がある。
1(ア、イ) 2(ア、ウ) 3(イ、エ) 4(ウ、エ)
問12
ア 誤:登録販売者を含む専門家は、妊娠しているか否かを確認し、胎児への影響など保健衛生上の危害を防止するために必要な情報提供と相談対応を行う責務があります。
イ 誤:妊娠前後の過剰摂取による胎児への先天異常の危険性が示唆されているのは、ビタミンA主薬製剤です。
ウ 正:ヒマシ油類が配合された瀉下薬は、腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けることとされています。
エ 正
正答:4
問13
プラセボ効果に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果という。
イ プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、不都合なもの(副作用)は含まれない。
ウ プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもあるが、不確実である。
エ プラセボ効果は、自然緩解等の時間経過による自然発生的な変化が関与して生じる場合がある。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 誤
問13
ア 正
イ 誤:プラセボ効果によってもたらされる反応や変化にも、望ましいもの(効果)のほかに、不都合なもの(副作用)とがあるとされています。
ウ 正
エ 正
正答:2
問14
医薬品の品質に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 医薬品は、適切な保管・陳列がなされたとしても、経時変化による品質の劣化は避けられない。
イ 医薬品に配合されている有効成分は、高温や多湿、紫外線のような光等による品質劣化(変質・変敗)を起こすことがあるが、添加物成分は、品質劣化を起こさない。
ウ 医薬品の外箱等に記載されている「使用期限」は、開封状態で保管された場合に、品質が保持される期限である。
エ その全部又は一部が変質・変敗した物質から成っている医薬品は、販売が禁止されている。
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 誤
問14
ア 正
イ 誤:医薬品に配合されている成分は、有効成分及び添加物成分の両方に、高温や多湿、光(紫外線)等によって品質の劣化(変質・変敗)を起こしやすいものが多く含まれています。
ウ 誤:医薬品の使用期限は、未開封で適切な保管条件下で品質が保持される期限を示します。
エ 正
正答:3
問15
一般用医薬品の選択及びセルフメディケーションに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 一般用医薬品の役割の一つとして、生活習慣病の治療が挙げられる。
イ スポーツ競技者については、ドーピングに注意が必要であるが、一般用医薬品には、使用してもドーピングに該当する成分を含むものはない。
ウ 一般用医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者等に対して常に科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行い、セルフメディケーションを適切に支援していくことが期待されている。
エ 一般用医薬品で対処可能な症状の範囲は、乳幼児や妊婦等、医薬品を使用する人によって変わってくるものである。
ア イ ウ エ
1 正 正 誤 正
2 正 誤 正 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正
問15
ア 誤:生活習慣病については、運動療法及び食事療法が基本となるとされており、一般用医薬品の役割は、体調不良や軽度の症状等に対する対症療法による対処です。
イ 誤:一般用医薬品の中にはアドレナリン作動成分(例:エフェドリン、メチルエフェドリン等)などが含まれており、これらはスポーツにおけるドーピング規制の対象となる成分である
ウ 正
エ 正
正答:5
問16
一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア 医薬品の販売等に従事する専門家は、一般用医薬品の選択や使用を判断する主体であり、生活者のセルフメディケーションに対して、指導するという姿勢で臨むことが基本となる。
イ 一般用医薬品の場合、必ずしも情報提供を受けた当人が医薬品を使用するとは限らないことを踏まえ、販売時のコミュニケーションを考える必要がある。
ウ 購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しく、コミュニケーションが成立しがたい場合には、できる限り情報提供は行わないようにする。
エ 一般用医薬品は、すぐに使用する必要に迫られて購入されるとは限らず、家庭における常備薬として購入されることも多いため、医薬品の販売等に従事する専門家は、その医薬品がすぐに使用される状況にあるかと、症状等がある場合は、それはいつ頃からか確認することが望ましい。
1(ア、イ) 2(ア、ウ) 3(イ、エ) 4(ウ、エ)
問16
ア 誤:セルフメディケーションの主役は一般の生活者であり、一般用医薬品の使用を判断する主体が一般の生活者であることから, 専門家は「指導する」のではなく、科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行い、セルフメディケーションを適切に支援していくことが期待されています。
イ 正
ウ 誤:情報提供を受けようとする意識が乏しい場合でも、適正な使用を図る上で専門家の関与は特に重要です。
エ 正
正答:3
問17
医薬品の販売等に従事する専門家が購入者等から確認しておきたい基本的な事項に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか 。
イ その医薬品を使用する人が、医療機関で治療を受けていないか。
ウ その医薬品を使用する人が、過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるか。
エ その医薬品を使用する人が、相互作用や飲み合わせで問題を生じるおそれのある他の医薬品の使用や食品の摂取をしていないか。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正
問17
ア 正
イ 正
ウ 正
エ 正
正答:1
問18
サリドマイド及びサリドマイド訴訟に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア サリドマイドは催眠鎮静成分として承認されたが、副作用として血管新生を妨げる作用があった。
イ サリドマイド訴訟とは、サリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽症)が発生したことに対する損害賠償訴訟である。
ウ サリドマイドの光学異性体(分子の化学的配列は同じであるが、鏡像関係(鏡に映ったように左右対称の関係)にあり、互いに重ね合わせることができないもの。)のうち、鎮静作用を有する異性体を分離して製剤化しても、体内で相互に転換するため、催奇形性は避けられない。
エ 日本では、1961年12月に西ドイツ企業から勧告が届き、速やかに出荷停止、販売停止及び回収措置が行われた。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正
問18
ア 正
イ 正
ウ 正
エ 誤:日本では、1961年12月に西ドイツ企業から勧告が届いており、かつ翌年になってからもその企業から警告が発せられていたにもかかわらず、出荷停止は1962年5月まで行われず、販売停止及び回収措置は同年9月であるなど、対応の遅さが問題視された。
正答:2
問19
スモン及びスモン訴訟に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア スモン訴訟は、整腸剤として販売されていたキノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
イ スモンの症状として、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、次第に下半身の痺れや脱力、歩行困難等が現れる。
ウ スモン患者に対する施策や救済制度として、治療研究施設の整備、治療法の開発調査研究の推進、施術費及び医療費の自己負担分の公費負担、世帯厚生資金貸付による生活資金の貸付、重症患者に対する介護事業が講じられている。
エ サリドマイド訴訟、スモン訴訟を契機として、1979年、医薬品の副作用による健康被害の迅速な救済を図るため、医薬品・医療機器等安全性情報報告制度が創設された。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正
問19
ア 正
イ 正
ウ 正
エ 誤:サリドマイド訴訟、スモン訴訟を契機として、1979年、医薬品の副作用による健康被
害の迅速な救済を図るため、医薬品副作用被害救済制度が創設された。
正答:2
問20
ヒト免疫不全ウイルス(以下「HIV」という。)及びクロイツフェルト・ヤコブ病(以下「CJD」という。)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア HIV訴訟は、血友病患者が、HIVが混入した原料血漿から製造された血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
イ HIV訴訟の和解を踏まえ、日本は、HIV感染者に対する恒久対策として、エイズ治療・研究開発センター及び拠点病院の整備や治療薬の早期提供等の様々な取り組みを推進している。
ウ CJDは、細菌の一種であるプリオンが脳の組織に感染することが原因とされ、次第に認知症に類似した症状が現れ、死に至る重篤な神経難病である。
エ 2002年に行われた薬事法改正に伴い、生物由来製品の安全対策強化、独立行政法人医薬品医療機器総合機構による生物由来製品による感染等被害救済制度の創設等がなされた。
ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正
問20
ア 正
イ 正
ウ 誤:CJDは、細菌でもウイルスでもないタンパク質の一種であるプリオンが原因とされ、次第に認知症に類似した症状が現れ、死に至る重篤な神経難病であるとされています。
エ 正
正答:2
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