8.新型コロナワクチン接種後の発熱への市販薬での対処(210704)

こんちには、あおこおりおにです。

新型コロナワクチンの接種が広がっており、どのような副反応がでやすいのかという情報も広がってきました。そして、自分の接種が近づいてくると副反応に対する不安も身近になっているのではないでしょうか。

副反応として起こりやすい発熱・痛みに対する対処についてまとめました。

健康な方が接種した翌々日までに起こる発熱や接種部位の痛みに対しては市販薬(解熱鎮痛剤)を服用してよい

出典

ワクチン接種後にしばしば起こる副反応として発熱や接種部の痛みなどが報告されています。それらの症状に対して、市販薬を服用するなどして様子をみることを厚生労働省が認めています。

CDCというアメリカの疾病予防管理センターのレポートの一文にも

If it is painful, you can take a pain medication like acetaminophen or a non-steroidal anti-inflammatory drug (NSAID).

とあります。

主治医や薬剤師に相談した方がいい方もいます

それに対して以下の方は主治医や薬剤師に相談することとなっています。

  • 他のお薬を内服している場合や、妊娠中、授乳中、ご高齢、胃・十二指腸潰瘍や腎機能低下など病気治療中の場合(飲める薬が限られていることがあります。)
  • 薬などによりアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある場合
  • 接種後激しい痛みや高熱など、症状が重い場合や、症状が長く続いている場合
  • ワクチン接種後としては典型的でない症状がみられる場合

接種後に起こりやすい症状:発熱、頭痛、疲労、筋肉痛、悪寒(さむけ)、関節痛

接種後に起こりにくい症状(典型的でない症状):咳や咽頭痛、味覚・嗅覚の消失、息切れ

市販薬(解熱鎮痛薬)の成分、購入先

  • アセトアミノフェン
  • 非ステロイド性抗炎症薬 NSAIDs(ロキソプロフェンやイブプロフェン)

当初はアセトアミノフェンのみ記載してありましたが、アセトアミノフェン製品が品薄となったことから、NSAIDsの服用も問題ないと厚生労働省が示しました。

アセトアミノフェンやNSAIDsは一般的に使用される薬で、特にアセトアミノフェンは子どもから高齢者、妊婦まで幅広い年齢層の方に比較的安全に使用できる薬です。

これらの製品はドラッグストアや薬局で購入することができます。

「アセトアミノフェン単剤の薬」「アセトアミノフェンが入っている解熱鎮痛薬」をくださいとお店の薬剤師や登録販売者にお願いすれば、購入できます。

「アセトアミノフェン」の製品が品切れの場合は、「漢方以外の解熱鎮痛薬」をとお願いすればよいかと思います。

「ロキソプロフェン」の製品については、第一類医薬品となるため、薬局か薬剤師のいるドラッグストアでしか取り扱っていませんのでご注意ください。

気をつけないといけないこと

  • 予防的に飲まない
  • 大量に買い込まない
  • 用法用量を守る

予防投与しない

副反応がしんぱいだからと症状が出る前に飲むことは厚生労働省が推奨していません。

市販薬は症状に対し、飲むものなので控えましょう

大量に買い込まない

使用する場合、多くの場合は1回分で済むかと思います。3回以上飲まないといけないぐらい症状がつづくようであれば、病院を受診してください。

また、市販薬を販売・転売するためには医薬品販売業という医薬品医療機器法による許可をとらないといけないので、すべての解熱鎮痛薬がお店からなくなるということは考えられないので、落ち着いた行動をとってください。 お薬を購入するときは、お店の薬剤師や登録販売者に十分ご相談ください。

用法用量を守る

薬は1回に飲む量が決まっています。必ず一緒に入っている説明書を確認して、正しい量を飲みましょう。

多く飲んでしまうと、副作用のリスクが高くなります。

最後に

新型コロナワクチンを安心して接種するために落ち着いた行動をとりましょう。

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