こんにちは、あおこおりおにです。
資格を取りたいけど、あまり勉強したくない・お金をかけたくない、できるだけ楽して取りたいと考える方多いのではないでしょうか。
登録販売者試験でその思いをかなえる勉強方法をお伝えします。
「受かったら、ラッキー」ぐらいな考えの方は必見です。
結論:過去問を解く
結論を先に述べると、「過去問を解く」というのが答えです。
具体的にどういうことなのかは詳しく説明します。
本題に入る前に登録販売者とは何者なのか、登録販売者試験がどういう試験なのかを説明します。
登録販売者とは
医薬品を販売するには、資格が必要です。
登録販売者はドラッグストアなどで一般用医薬品を販売することができる資格です。
一般用医薬品とは病院に行かなくても購入することができる薬のことです。
ちなみに病院に行かないと購入できない薬は医療用医薬品といいます。
医療用医薬品は病院で処方箋をもらい、薬局で薬剤師から受け取ることができます。
登録販売者の資格はドラッグストアで働くときや薬局事務として働くときに役に立ちます。
また、一人前になるには業務経験が必要になります。業務経験が十分でない登録販売者はその人
だけで医薬品の販売をすることはできないので、ワンオペとかを心配する必要はありません。
登録販売者試験について
厚生労働省や各都道府県のホームページから抜粋しています。
受験資格
だれでも受験可能。制限はありません。
試験日程
各都道府県で毎年実施されており、日程がバラバラです。
現在、新型コロナの影響で多くの都道府県が県外からの受験することを制限しているので、自分が住んでいる都道府県で受験しましょう。
「登録販売者試験 〇〇県 2021」と検索してでてくる県庁のホームページを確認してみましょう。
6月23日現在、中国地方と九州の県は詳細を公表していません。関東や関西は願書受付が終了しているところもあります。今年度の受験を考えている方は急いで確認したほうがいいです。
合格率
30~60% 都道府県ごとに合格率が異なります。
試験項目と問題数
問題自体は各都道府県で異なりますが、項目や問題数は全国共通です。
筆記試験(多肢選択式)で行われ、全120問出題されます。項目は以下のとおりです。
- 医薬品に共通する特性と基本的な知識:20問
- 人体の働きと医薬品:20問
- 主な医薬品とその作用:40問
- 薬事に関する法規と制度:20問
- 医薬品の適正使用と安全対策:20問
問題は各都道府県で異なると書きましたが、関東とか九州とかブロックごとに同じ問題をしている都道府県もあるみたいです。
出題範囲
厚生労働省が定める「試験問題作成に関する手引き」から出題されます。定期的に改訂されるようです。
令和3年度の試験は「試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)」から出題されます。
厚生労働省のホームページから誰でもダウンロードできます。
合格基準
例年、以下の基準であることがほとんどです。
・総出題数(120問)に対する正答率が70%以上(84点以上)であること
・試験項目ごとの出題数に対する正答率が3割5分(または4割)以上であること
時間とお金をかけずに、楽する勉強法:過去問を解く
ようやく、本題に入ります。
時間をかけずにと書いていますが、全く勉強しなければ合格しませんので、一般的な勉強法よりはということでお伝えします。
資格試験というのは、知っていてほしいこと、実用的なことなど大事なことが問題として出題されます。ということは、出題される問題は毎年似通ってくるはずです。似たような問題を言い回しを変えて出題したり、選択肢を変えたりして、出題してくるはずです。
だから、過去問を解いて、答えを覚えるのではなく、考え方を理解することで合格点ぐらいはとることができると思います。
用意するもの
- 自分が受験する県の前年度(令和2年度)の問題と解答
- 試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)
過去の試験問題や解答は各都道府県のホームページで公開されています。ダウンロードして、印刷しましょう。
「試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)」も厚生労働省のホームページに公開されているので、ダウンロードして印刷しましょう。
「平成27年4月版(正誤表反映版)からの改正履歴入り」の方を印刷しましょう。
改訂された部分というのは問題になりやすいので、変更箇所が分かるバージョンの方が見やすいからです。
手順1 自力で解く
用意した問題を何も見ないで解いてみましょう。(まだ、採点はしません)
自分の理解度が分かりますし、一般的な常識で解ける問題も意外と多いので、そういう問題を把握します。
手順2(重要) 助けをかりて解く
「試験問題の作成に関する手引き」を見ながら解いてみましょう。
問題は手引きから出されているので、どこかに答えが書いています。
解答を見るまえに自分で答えを探すのが非常に重要です。
後から確認できるように問題の箇所にはマーカーとか印をつけておくといいです。
手順3 答え合わせ
解答を使って、採点する。
自力で解いた分(手順1)の点数は自分の理解度を示しています。
手引きをみて解いた回答(手順2)を採点すると満点になるはずです。
もし、満点にならなかったら、もう一度「試験問題の作成に関する手引き」を確認しましょう。
確認しても何が違うのかわからないときには諦めましょう。
満点をとる必要はないので、諦めも肝心です。
手順4 休憩
1日休みましょう。
知識を定着させるためには休みも必要です。また、答えを覚えても意味がないので、答えを忘れる
ためにも時間を空けます
手順5 繰りかえす
手順1から4を繰りかえし行いましょう。(3~4回ぐらい)
自力で解いた回答(手順1)が110点ぐらいになればオッケーです。
試験前日も最後の仕上げとして、手順1から3を行い、試験に望みましょう。
番外 一番難しかった過去問を解く
もの足りない方は「全国で合格率が一番低かった都道府県の過去問」でも同じことをしてみましょう。
ちなみに、令和2年度は埼玉県が最下位でした。(合格率30.1%)
埼玉県や埼玉県と同じ問題の都道府県(東京など)の方は令和元年度の過去問で同じことをしてみましょう。
最後に この勉強法を最初のきっかけにしてください
ちゃんと勉強しようと考えている方も最初のきっかけとして、この勉強法を試してみてください。
他の資格試験にも役立つのではないかと思います。
ご質問などありましたら、コメントください。可能な限り返答します。
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